適正なページの仕組みで検索エンジンに好かれよう
検索エンジンの巡回ロボットは、ただWEBページを闇雲に巡回しているわけではありません。
WEBページ内で指標となる「タグ」を見つけ、それに沿って情報を拾い上げていきます。もちろん、その指標が見つからない、つまり「無い」場合でもしっかりと巡回してくれるのですが、その際は各キーワードのページ内における重要度は格段に違うものとして扱われます。
WEBページには、「タイトル」があり、「見出し」があります。そして「内容」が存在します。
タイトルは、文字通りページの「名前」です。これはHTMLファィルのヘッダー部分の<TITLE>タグに入力します。
この情報がないWEBページは各ブラウザ、つまりホームページを見るソフトで「無題」と表示されてしまいます。
そして「見出し」はタグで表現されます。タグは1から順に存在します。同じWEBページ内での、各情報群を束ねるための指標です。このタグはWEBページ構築の際には案外見落としやすいものです。なくても見た目上は特段変わったことは起きません。ですが、ページ内の情報のプライオリテイは、このタグがなければ巧く検索エンジンには伝わりません。
それでは、「何を」このタグに充てればいいのかというと、ページの中で特に強調するべき「見出し」です。そのページの情報をうまくまとめた文言、さらには文章のタイトルなどです。
タグは、1から順にプライオリティが付加されています。ページの中での配置の目安としては、(○は数字)の、数字の数だけ、同時に配置することが適正とされています。
<H1>であれば、ページ内にひとつ、<H2>であれば、ページ内にふたつ、<H3>はみっつという具合です。
さらに、コツとしては<H1>から順に記述していくことが望ましいでしょう。記述上、<H1>の上に<H2>が存在するようなことは避けましょう。
そして、なるべくなら<H1>タグで包括される情報群を、さらに<H2>タグで分割、そして<H2>タグで括られる情報は<H3>タグで整理していく、というような配置が理想的です。
こうすることにより、検索エンジンの巡回ロボットは、そのページ内の情報を体系的に捉えることができます。
重要な語句はなんなのか、つまり「何について記されているのか」を判断することができます。
ここでおさらいしたいのは、検索エンジンは「WEBページを”検索キーワード”でインターネットユーザーと繋げるという役目を持っている」ということです。ですから、「このページは”何”について順序立てて解説しています」ということを、巧く検索エンジンに伝えることは、そのまま上位表示につながることになるのです。
そして、情報はなるべく「テキスト」で入れるということも大切です。
WEBページの基本は「テキスト」で、そのテキスト群の情報をとりまとめるためのタグであるという認識でいれば間違いありません。
デザインの都合上、「画像」を使用することも多々あると思いますが、その画像にはなるべく「ALT」で説明を入力します。テキストの見出しなどをそのまま画像化したのであれば、その内容をそのまま入れるようにしましょう。
このように、検索エンジンの巡回ロボットに対する配慮は、結果として検索結果での上位表示に繋がり、サイト・WEBページへの流入を拡大できる大きな配慮となります。
一見小難しい決まりごとのように思えるかもしれませんが、この「配慮」を逸脱しても検索エンジンに「無視」されるわけではありません。
あくまで「そうした方が良い」という指標であり、そもそも『内容』が乏しいWEBページではこのような施策自体が施せない状態だと思われます。
前提として、「整理するに足りる情報量がある」ということが必須になります。
残念ながら、画像一枚のページで上位表示などという近道は存在しません。コンテンツ不足を感じている方は、まずは「内容」から見直してみましょう。