画像も検索、イマドキ検索エンジンの凄さ
私たちの「知りたい」という欲求に応えて、検索エンジンはどんどん進化しています。
インターネット上の情報はリアルタイムに近いタイミングで更新されるようになりました。
野球やサッカーの試合結果なども、すぐに参照できるようになりました。
さらには地図、商品に対するショッピングの結果なども即座に参照できます。
この中でも目を見張るものに「画像」の検索があります。
Googleでは、検索結果の画面左に「画像」というボタンがあります。それをクリックすると、検索したキーワードに対応する画像がズラズラと出てきます。
WEBサイトを構築する方ならご存知かと思いますが、WEBページなどで使用する画像のファイル名は半角英数になっているものです。その画像を一覧として、サイトを跨いで表示させているのです。
よくよく観察してみると、WEBページとしての検索結果とこの画像での検索結果は、完全には一致しません。
そして、この画像をクリックすると、画像が掲載されているWEBページへ移動するようになっています。
画像検索で表示される画像は、周囲のコンテンツに呼応して呼び出されていると考えられます。そして、WEBページを飾るいわゆる「素材」のようなものはあまり表示されません。
ここに、SEOとしての「チャンス」があります。
WEBページとしての検索結果では勝てないとしても、画像検索であれば、上位を狙えるかもしれません。
画像の配置の仕方は、背景画像などにしていない方が良いでしょう。
リンクで繋ぎ、拡大画像として参照可能な状態のものが良いと思われます。
また、導入する際もコンテンツとして違和感の無いようにしなければいけません。
脈絡の無い位置で、またページ本文とは何ら関係の無いものでは、画像検索での露出は望めないでしょう。
そして、何よりも「画像で見たいもの」でなくてはいけません。さらには、「オリジナルで作成可能なもの」です。
無尽蔵にコピー出来てしまうとはいえ、画像掲載元のサイトでは二次利用などは許可していないところがほとんどでしょう。
例えば自社の商材を宣伝する際など、画像でディテールがわかるようにしてみたり、アフィリエイトなどで流通品を宣伝する場合は自身で実際に購入して、使用した際の写真をコンテンツとして配置したりなどすると良いかと思います。
特に、エレクトロニクス機器などで、使用方法が難しいもの、或いは実際使用してみた際のイメージが湧きづらいものなど、「画像で見てみたい」というニーズのあるようなコンテンツを配置することで、WEBページへのアクセスアップが期待できます。
ニーズがあって、探されて、見つけられる。このプロセスはインターネットでの集客の基本的な流れですから、どちらにしてもニーズを探るところから始めたいものです。
その「ニーズ」はたとえ「マクロ」なものでなくてもいいのです。
あまり有名ではないもの、しかし必ず好きな人がいるようなものでも構いません。
そのコンテンツ一本では厳しいかもしれませんが、そのような「ニッチ」なものを100ほど並べてみると、トータルではビッグワードにも負けない流入になるかもしれません。
WEBページは基本的にアップロードしたあとはそのままそこに存在し続けるわけですから、そのような仕掛けを沢山用意しておくのもひとつの戦術なのです。
ビッグワードのようなニーズはないけれど、確実に探す人がいるコンテンツを細く長く仕掛けていくことを、「ロングテール」といいます。
ひとつのビッグワードで勝負をかけるのは、大企業との戦いにもなってしまいます。
敢えてそのような戦いを避けて、ニーズの希少な市場で着実に上位を狙うのも一つの方法なのです。
画像検索で流入を狙う方法も、決して正攻法ではないですが、使う人は確実にいます。
どのような場合に「画像を見たいか」ということを考えたうえで、仕掛けておくことは決してマイナスにはならないでしょう。